実践交流会・演題登録

会員が日々実践している取り組みをカテゴリーごとに持ち寄り話し合う場です。
当ネットワークの発足当初から続く交流会に是非ともふるってご参加ください。

実践交流会の特徴

実践交流会は、NPO地域共生ネット理事と地元の実行委員がタイアップして企画運営していきます。
その職種ならではの企画にご期待ください。
演題発表は8のカテゴリーに分かれています。
どのカテゴリーで発表していただくかは、運営上の都合により主催者側で調整させていただくこともございます。あらかじめご了承ください。

演題募集期間

2025年5月7日(水)〜7月31日(木)まで
※ 延長はございません。

発表スライド提出期間

2024年8月1日(金)〜9月22日(月)まで

応募資格

  • 当会会員(非会員の方は応募出来ません。ご加入後お申込ください)
  • 入会に関しては当会HP入会案内をご参照ください。

応募カテゴリーについて(発表7分・質疑応答3分)
※予定

口腔ケアと栄養管理・食支援

理事座長:大川延也(大川歯科医院)
地元座長:佐藤美恵(鶴岡市社会福祉協議会 社会福祉士)

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病院から退院された患者さんたちの多くは、何らかの障害をかかえながら在宅(施設)に復帰していかねばなりません。在宅で生活するために最も大切なことは食べること、栄養管理です。それも、ただ生きるため(生かせるため)だけの栄養ではなく、元気になるための栄養でなければなりません。
現在、在宅で直面している問題は在宅療養者の約70%が低栄養、低栄養予備軍であるという現実です。そして多くの低栄養の在宅療養者は、じつは食事を楽しみにしていないという現実、さらに栄養状態が悪くなれば介護度の重度化をまねくことは明らかです。このような在宅療養者をわれわれはどうサポートしていったらいいのでしょう。

 どうしたら口から食べられるようになるのか
 どうしたら食事を楽しみにしてもらえるのか
 どうしたら元気になれるか

現場でかかえる食支援の問題点、改善点について、家族を含め、多職種、医療職、それぞれの立場で考え、話し合いましょう。すぐ役立つヒントがきっと見つかるはずです。

キーワード:在宅で生活復帰、低栄養、食支援、食形態、嚥下、口から食べることの意味

緩和ケアと看取り

理事座長:三嶋泰之(医療法人社団佐倉の風 さくら風の村訪問診療所)
地元座長:小川貴之(一般社団法人 桐生市医師会 社会福祉士)

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緩和ケアとは、病気に伴う心と体の痛みを和らげること(厚生労働省)。
ここに集う皆さんには当たり前のことですよね。ただし忘れてはならないのは、緩和ケアと看取りはイコールではないということです。看取りを目指して緩和ケアを行うのではなく、緩和ケアの延長にたまたま看取りがあると私は考えます。しかし、それも違うという意見があります。息を引き取る際そばにいることが看取りではなく、それまでの関わり全てが看取りであるというものです。すなわち、看取りは瞬間ではなく時間というとらえ方。
そう考えるとこのカテゴリータイトルはおかしなことになってしまいますが、細かいことは言いません。皆さんがこれまでに経験してきた「緩和ケア」や「看取り」の中で、誰かに聞いてほしいというものをぜひ教えてください。
なお、看取ってそれでお終いというわけではないことも、みなさんご存じでしょう。家族や施設職員など看取る側の日々はそれからも続きます。グリーフケアなど、看取った後の皆さんの取り組みの報告もお待ちしております。
単なる発表ではなく「実践交流」の場となることを目指します。そのために現場の声が何より大切です。皆さんのエントリーをお待ちしております。

人材育成・教育・啓発

理事座長:永原弘毅(医療法人永原診療会)
地元座長:武田 洋(B-CHANGE 理学療法士)

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「人材」という言葉を私は意図的に「人財」と置き換えることがあります。文字通り正に人々は「材料」ではなく「財産」だと言う意味からです。
今の時代、様々な分野においてITはとっても大きな役割を担っており確かに必要なものになっております。これからの日常生活において人が生きて行くうえで全てを「人」から「IT」に取って代わられるのではないかと言う意見まで出てくるぐらいです。しかし、この全国の集いに御参加いただいている皆様が関わっておられる・関心をもってくださっている、これからの福祉介護医療を考えた時に先ずなくてはならないのは決してITではなく人です。
この福祉介護医療分野においてはどうしてもITで置き換えることが出来ない多くのことがあります。しかし、あまり深く考えなければこの福祉介護医療分野においてもITで代わりに行えると極論を唱えるひともいるようです。それは言い過ぎだと私は考えますが、とは言えITをこの福祉介護医療分野で利用することはとっても重要なことに違いありません。
だからこそ、この福祉介護医療分野においてはITに使われるのではなくITを利用して活躍する「人財」育成・教育・啓発がとっても重要になってきています。
これから様々なITを駆使するようになるであろうこの分野において、今現在も日本各地でいろんな取り組みが実践されていることと思います。1年に一度このように全国から集まり皆で一緒に学べる機会に、今の状況・実践やこれからを見据えての計画・実践を沢山の仲間と共有したいと思います。皆様の日頃の実践を共有する発表をお申し込みください、大変楽しみにしています。

認知症に関する取り組み

理事座長:内門大丈(医療法人社団彰耀会 メモリーケアクリニック湘南理事長・院長)
地元座長:三原美雪(三原皮膚科 看護師)

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2024年に施行された「認知症基本法」は、認知症になっても尊厳を持って安心して暮らせる社会の実現をめざす新たな一歩です。法律の理念を地域でどう実現していくかが、今まさに問われています。 特に高齢単身世帯の増加により、認知症の人が自らの意思を尊重されながら、地域で暮らし続けるための支援のあり方が大きな課題となっています。セルフ・エスティーム(自己肯定感)を損なうことなく、生活の中で尊厳を守るケアの実践が求められます。
一方、同居家族がいる場合でも、家族自身の高齢化や障害を背景とした「8050問題」が複雑化し、家庭全体への支援が不可欠となっています。また、外出時の交通リスク、虐待(特に経済的虐待)の予防、施設における身体的拘束や過剰な向精神薬使用の回避といった課題も依然として存在します。
コロナ禍で浮き彫りになった「つながりの遮断」や「感染対策に伴う行動制限」の問題は、今後の災害・パンデミック対応においても重要な教訓です。さらに、ICT・AI・ロボット技術などの活用も進みつつあり、テクノロジーと人の手による支援の調和が求められています。
認知症の人の「地域での暮らし」を支えるためには、医療・介護・福祉にとどまらず、行政、市民、企業など多様な立場の協働が不可欠です。地域共生社会の実現に向けて、皆さまの現場での実践や工夫、チャレンジをぜひお聞かせください。

障害や課題を抱える人との共生

理事座長:和田忠志(ひだまりホームクリニック)
地元座長:佐藤香澄(心のとまり木 看護師)

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障害をもつ人が、社会的障壁を取り除き自立を支援し、合理的配慮のもと地域での共生を目指す取り組みが各地ですすめられてきました。一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大の下では、「命の選別」といった言葉も取り沙汰され、弱者やマイノリティに対する寛容性が低くなりつつあるとの懸念も生じました。米国でのトランプ第二次政権の誕生は、このような共生や多様化の推進は平たんな道ではないことを示しています。こうした時代に、どうすれば差別や偏見なく多様性を包摂した共生社会を構築できるでしょうか。
さて、私たちが生きたわずかな時間の間にも、障害の概念が大きく変化しました、一つが「発達障害」という概念です。精神障害でも知的障害でもないのに、生活や、対人関係や、就労に困難を生じる方々がいることが知られていました。それらの方々の多くが発達障害という概念で包括されるようになってきました。「医療的ケア児」という、わが国独自の概念も登場しました。人工呼吸器を装着しているが走ることができる子などが、障害福祉から取り残されている反省から、法律が制定され、政策的にも定着しました。
また、介護保険制度が国内的に標準化され、区市町村レベルでも均一な運用がされるのに対し、障害福祉での支援は、個々人に対する給付に大きなばらつきがあり、区市町村レベルでも運用にばらつきが多く、支援における障害者間差別も生み出されています。相談支援専門員制度がケアマネジャーのような強い制度背景を持たないことも課題です。
そして、障害者虐待への取り組みが支援を行う各事業所に義務づけられましたが、世界的な視野から見れば、我が国の障害者者虐待防止法は、その適用範囲が狭く、実効性を欠くことが、国連の障害者権利委員会から指摘されています。
このように「障害や課題を抱える人との共生」への取り組みには、課題が山積しています。本セッションでは、障害のある方の社会参加への取り組みや、工夫、課題といったことをご発表いただきます。皆さまの日々の活動への気づきやヒントになれば幸いです。

経営の工夫・新しい試み

理事座長:亀井克典(医療法人生寿会会長/かわな病院在宅ケアセンター長/覚王山内科・在宅クリニック院長)
地元座長:鎌田 剛(新潟医療福祉大学医療経営管理学部 医療情報管理学科 教授)

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医療・介護に携わる人たちと市民が、それぞれの立場で、お互いに連携・協力しながら、地域共生をめざしていく試みにおいては、常に新しい視点、新しい工夫・知恵が求められていると思います。
また地域共生の理想を語るにしても、理想主義だけでは持続可能な事業展開を行うことはできません。地域の実情に合わせ、経営基盤を確立するための工夫が必要です。
うまくいった事例も、うまくいかなかった事例もあると思います。
このカテゴリでは、いろいろなトライアンドエラーの実践、成果、失敗、課題について皆さんからの生の実践報告を持ち寄っていただき、議論し、学び、それぞれの地域での取り組みへのヒント、糧にできればよいと考えています。
皆様の発表をお待ちしています。

医療・介護の地域連携

理事座長:八森 淳(医療法人MoLead つながるクリニック理事長・院長)
地元座長:三原一郎(三原皮膚科 院長)

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高齢化社会が進む現代において、医療・介護の地域連携は、ますます重要となっています。
これまでも、医療・介護専門職種間の顔と腕が見える関係づくりや、ICT・地域連携パスなどのツール運用などを実施しながら、患者さんや利用者さんに最適な医療やケアを提供する仕組みを構築されてきたことと思います。しかし、現実には多くの課題があり、悩みながらも業務を行っていることでしょう。このセッションでは更なる連携を進めるために、皆さまからの医療・介護の地域連携の工夫や取り組みをご紹介ください。参加者と共に一緒に考え、実践に活かしましょう。

こども・生活を支える取り組み

理事座長:菅原由美(全国訪問ボランティアナースの会キャンナス/有限会社ナースケアー)
地元座長:平向正包(NPO法人やまごや 作業療法士)

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困難を抱える人々の背景には、複雑な家庭環境や社会的孤立があります。私たちはその現実に寄り添い、制度の枠を超えた支援の可能性を探りたいと考えています。子どもたちの育ちを支える地域力、そして生活に困難を抱える方々への伴走支援をどう構築できるのか。現場の知恵を持ち寄り、語り合い、明日からの一歩につなげる機会としたいと思います。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。

各カテゴリーとも多職種で支える在宅ケアの尊い実践のすばらしさをお伝えしたいと考えています。

留意事項

  • 演題発表・進行など形式につきましては各座長にて構成させていただきますのでご了承ください。
  • 運営上の都合により発表カテゴリーを調整していただく場合がございます。
  • 発表プレゼンテーションはPowerPointを使用してください。
  • 発表時間は7分質疑応答3分です(登録数により変更になる場合がございます)。
  • 当日の発表スライドデータにつきましては、感染対策の観点から事前にご提出いただきます。

応募方法・演題登録・発表スライド登録の手順

演題登録用紙ダウンロード

下部の【演題登録用紙】ボタンよりダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局までE-mailにてお送りください。

演題登録用紙

演題登録(2025年5月7日(水)〜7月31日(木)まで)

  • ※ ご記載いただいた演題登録用紙を事務局まで E-mailにてお送りください。
  • ※ ファイル名は《発表者氏名_所属. docx》としてください。(例:鶴岡太郎_つるおか診療所.docx)

送付先:ネットワーク事務局 E-mail: jimukyoku@sasaeru-net.org

お申込み受領確認後に事務局より、申込受理のメールをお送りします。
1週間を過ぎてもメールが届かない場合は、お手数ではございますがネットワーク事務局までお問い合わせください。
(事務局 TEL: 047-347-2231|E-mail: jimukyoku@sasaeru-net.org

発表スライド登録(2025年8月1日(金)〜9月22日(月)まで)

  • ※ 発表データ(pptxまたはpdf)を事務局までE-mailにてお送りください。
  • ※ ファイル名は、《発表者氏名_所属.pptx》としてください。(例:鶴岡太郎_つるおか診療所.pptx)

送付先:ネットワーク事務局 E-mail: jimukyoku@sasaeru-net.org

査読・採択通知

査読後、採択結果ならびに発表日時をご登録頂いたメールアドレスにお送りいたします。

演題登録時の注意事項

  • 演題名は全角換算で60字以内(副題含む)、発表内容抄録文は400字以内、演者等を含めた総字数は600字以内です。
  • フォントは文字化けを防ぐため下記のOS標準フォントを使用してください。
    【日本語】MSゴシック,MSPゴシック,MS明朝,MSP明朝,メイリオ,游ゴシック,游明朝
  • 【英語】Times New Roman, Arial, Arial Black, Arial Narrow, Century, Century Gothic, Courier, Courier New, Georgia
  • 一旦登録した演題は、受付期間中であれば修正等可能です。ネットワーク事務局までお問い合わせください。
  • 演題登録締め切り以降の訂正、登録、削除は一切できません。

発表形式

  • 口演発表 発表時間 7分、質疑応答 3分の現地発表となります。
  • 発表時に使用するPC・配信機材は大会事務局で用意いたします。

優秀演題賞について

  • 実践交流会では各カテゴリーより優秀演題賞を選出いたします。
  • 第1日目の懇親会にて受賞者の発表および表彰を行いますのでたくさんのご応募お待ちしております。

演題登録に関するお問合せ先

NPO地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワーク事務局
いらはら診療所 浅沼・田中
TEL: 047-347-2231
E-mail: jimukyoku@sasaeru-net.org
対応時間:9:30-17:00
※ 土・日・祝祭日は休業となります。